愛気整体院では、操体法を主に使い施術しております。
操体法は、仙台市の医師である橋本敬三先生が漢方、民間療法に目を向けられ、橋本操体療法の基本理念を確立されたことに始まりました。
橋本先生は、著書「万病を治せる妙療法」の中で人間の体は動く建物のようなもの、この構造がくるうと健康にも影響が出てくると述べられ、さらに1箇所が動けば、どこかがつられて動かなければ、歪みが生じると述べられています。
そして、生じた歪みを正すことによって体や精神を整える事となるのです。
操体法では、この歪みを食息動想環の5つの基本的な行動により改善していきます。
食について
人間には前歯8本、犬歯4本、臼歯16本の歯があります。この歯のしくみに応じてたべものをあわせていくと野菜2、肉1、雑穀類4の割合になります。肉を少なく植物を食べる方が、人間には自然だといえます。
当院では、施術の後にお客様に合わせて食事の指導も致しております。食事により、骨格や筋肉の状態も変わって来ます。皆さんも試して見てはいかがでしょうか。
息について
人間の呼吸は男性で1分間に17~18回だそうです。女の人は、これよりも少し多目です。運動すれば多くなり、気が沈んでいたり熱中すると数も少なく浅くなってきます。生きるためには、息をしなくてはなりません。上手の生きるには上手に息をしましょう。運動したら、ゆっくり息を整え、疲れたらため息をつくのはいかがでしょうか。無理をせず、自分のからだに合わせて呼吸しましょう。
動について
上肢では、手の小指側に軽く力、下肢では親指に力を入れるようにして動くとよろしいのではないかと思います。腰を心持ち落とし、足の裏を地面にしっかり置いて、右ききの人は左足を少し前に、左ききの人は右足を前にして立ってはいかがでしょうか。からだが安定して、腰痛になりにくくなりますよ。ぎっくり腰の方にはこの動きを指導しています。
想について
操体法では、感謝の気持ちを重んじます。この自然界に生命を受け、生かされていることに感謝してはいかがでしょうか。人は、天地の恵みと親や人々の愛情に支えられて生きています。常に精神の平静、良識を持ち、感謝の気持ちを保っていたいものです。
私も感謝の気持ちで毎日お客様に接しようと心がけています。症状が改善され、元気になったお客様から、別の知り合いのお客様を紹介されたときなどは、社会のつながりのご縁を深く感じます。回りまわって起きるこの現象や人との出会いを操体法では、対向発生と呼んでいます。
環について
環は、環境を意味します。
「温暖化」と言う言葉が聞かれるようになり、久しくなります。最近では30℃越えなどの温度の日どころか40℃の日もあり、「沸騰化」と言う言葉も出ています。
そして気候変動により、大きな台風や、竜巻などが起き、人間を取り巻く環境も大きく変わっています。
人間の体調も変化して、熱中症や自律神経の乱れも引き起こりやすくなっています。
そして、肩こりや首こり、偏頭痛やイライラのぼせや目まいなどを起こす方も多く出てきています。
環境は、人間のからだに対し、大きく影響を与えていると言えます。
その影響をふまえて、愛気整体院では、からだに対するお手伝いをさせて頂きます。